5月も終わりに差し掛かり、季節は初夏へと歩みを進めています。
今回は、そんな季節の変化を感じるひとときと、歴史ある老舗の魅力をご紹介したいと思います。
紫陽花
5月17日、会社近くの植え込みで紫陽花の蕾を見つけました。
まだ緑色のまま、固く閉じたその姿に「もうすぐだな」と感じさせる静かな期待感がありました。

そして、11日後の5月28日。
その蕾は見事に開花し、美しい青紫の花を咲かせていました。

何気ない日常の中で、自然の営みにふと足を止める…
そんな時間があるだけで、心が少し整う気がします。
これから梅雨の時期へと入っていきますが、雨に濡れる紫陽花もまた美しいものです。
お近くにお越しの際は、ぜひご覧になってみてくださいね。
銀座ライオン 〜時代を超えて愛される老舗〜
先日、「銀座ライオン」の店内を訪れる機会がありました。
言わずと知れたビヤホールの名店ですが、その歴史はなんと1899年(明治32年)にまでさかのぼります。
特に「銀座ライオン銀座七丁目店」は、1934年(昭和9年)に、
建てられた当時の内装がほぼそのまま残されており、
「現存する日本最古のビヤホール」とも呼ばれています。
ステンドグラスや装飾タイル、アール・デコ様式の意匠…。
まるで時間が止まったかのような空間は格別でした。

このような歴史ある場所での食事は、単なる「外食」ではなく、
「体験」になるのだと改めて感じさせられました。
街の花に季節の移ろいを感じ、老舗の空間で歴史の重みを感じる。
そんな風に、「今この瞬間」をじっくり味わう時間を、
私たちは大切にしていきたいと考えています。
皆さまもどうか、日々の中でそんな心の余白を楽しめますように。